これをきっかけに、中国の太鼓とほかの伝統楽器について調べました。
1. 太鼓
中国の太鼓は和太鼓と似ていますが、やはりそっくりではないです。中国では、太鼓が古くから演奏されていると知られていますが、あまり主役として演奏されていないような気がします。中国の太鼓の歴史は新石器時代まで遡れるそうです。当時の太鼓の土で焼かれたものだといわれています。
動物の皮を使って太鼓を作るようになったのは、私が読んだ文章から見れば、商の時代[殷とも言われる紀元前17世紀頃 - 紀元前1046年]の前後からだそうです。
今はこんな様子です。
2.中国の伝統楽器
中国の伝統楽器はたくさんありますが、その中で、私が一番興味を持っているのは、7千年の歴史もあるシュン(漢字は「埙」)という土で焼かれた楽器です。私は歴史のあるものが大好きですから。日本では、同じタイプの楽器は土笛と呼ばれているそうです。シュンを詳しく紹介するビデオ(英語の字幕がついています。)を1つ見つけました。
そしてシュンで演奏した曲も一曲見つけました。とてもいい曲で、おすすめです。
もう1つ興味を持っているのは古琴(こきん、グーチン)という3000年の歴史がある楽器です。漢民族の撥弦楽器の中で最も古いといわれています。そして、演奏のビデオも1つ見つけましたが、またいい曲で、おすすめです。
ちなみに、注目してほしいのは、ビデオの中で古琴を引いている人が着ている服こそ、中国の漢民族の伝統的な「漢服」という民族衣装で、チャイナドレスは満州民族の伝統的な服装ということです。(伝統的な服装とはいえ、今はもう数少ない愛好者しか着なくて、日常生活どころか、祝日のときでも着られていないです。)
時代によって漢服の様式も違います。
(1)漢の時代[紀元前206年―220年](2)唐の時代[618年-907年]
飛鳥奈良時代日本に伝わって、同時の人が唐の衣装を参考して着物を作ったという考え方があります。
(3)明の時代[1368年-1644年]
明の服装は当時の韓国に伝えられ、韓国の人々に愛され、今韓国の民族衣装は明の時代の服装を参考として作られたといわれています。